東レは高強度・軽量材料の炭素繊維を使った自動車部品事業に世界で初めて本格参入する。
2010年にも約300億円を投じて開発機能を備えた専用工場を名古屋市に建設、トヨタ自動車などに売り込む。炭素繊維は現在の自動車の主力素材である鉄に比べ重さは4分の1で強度は10倍。
日米欧で強まる自動車の燃費規制に対応するために車体の軽量化は欠かせない手段になっている。
地球環境問題が自動車の素材転換を促す動きが加速しそうだ。
自動車は総重量を100キログラム減らせば燃費性能が2―3%向上するとされ、世界の自動車メーカーは車体の軽量化を競っている。航空機では米ボーイングが新型機「787」に炭素繊維を初めて本格採用。機体の5割に東レの炭素繊維を使うことで燃費を従来機より2割程度向上させた。
炭素繊維で3割強のシェアを握り世界最大手の東レは自動車でも同様のニーズを見込む。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071009AT1D0302H08102007.html